とある人事の徒然草

東京のとある採用担当のブログ。色んな目線で働くことについて考えます。駅伝、漫画、映画など趣味の話も。

メンタルダウンについて思うこと

皆さんこんにちは。西尾です。

 

早速ですが、「メンタルダウン」について書いていきます。

 

皆さんは「メンタルダウン」という言葉をご存知でしょうか。

働いている中で異常に生産性が下がったり、

自分が好きなことや趣味にも手がつかなかったり

するような状態のことを指す言葉で、

所謂うつ状態の一歩手前です。

 

実は僕自身もこの状態になったことがあるのですが、

なぜ、働く中でこのような状態になるのでしょうか。

 

 

「そんなに辛かったら辞めたら良いだけじゃん」

「気持ちの問題だ!心が弱いのがいけない」

「ラーメン食べたい」

様々な意見があると思います。

 

 

いくつか要素は考えられますが、いくつか挙げると

「仕事内容が合わない」

「上司や職場の人と合わない」

「会社の方針と合わない」

などなど。

 

まあ、こんなことは誰にでもある話で、

ぶっちゃけ辞めればすぐに治ります。(個人差はありますが)

 

ただしほっておくと身体への支障が出たり、

本格的に治りが遅くなってしまいます。

 

つまり、「辞められない」「次が見つけられない」

という不安が、無理にでも自分をその場に縛り付けて、

症状を悪化させ、回復を遅くしてしまっていることが

この問題に潜む癌というわけです。

 

ニュージーランド人は自分が嫌だと思った職場はすぐに移ることで有名ですし、

イタリア人やギリシャ人は職場環境が良くてもたまに勝手に休憩しますし、

ベトナムでは毎日昼寝をするところもあるそうです。

 

「日本人は真面目ですね」って?

 

いやいや、真面目とかそういう話ではなく、

日本人は何より準備が足りないことがそうさせているのです。

 

これは僕もそうでしたが、

就業中で、「次のあて」がある人はどれほどいるでしょうか?

 

おそらく、次を探す努力・次にいつでもいける準備をしないからこそ、

今にしがみついて、

環境は変わらず、不満も溜まり、我慢が続き、

「メンタルダウン」を引き起こすのではないでしょうか。

 

働く人たちがみんな「次はすぐにあるけどここにいる」

という姿勢でいれば、そんな簡単に悪い環境には出来ないでしょう。

 

もちろん、働く人がみんなが

「いつでもやめてやる」

って気持ちで働く会社なんて不健康すぎますが。。。

 

ただ、むしろ全員で「今」を良い環境にするために

良い意味で、「常に他にも行ける人たちが好きで集まっている」

という状態であれば、良いサイクルが期待できそうですね。

 

今回皆さんに伝えたいのは、

「合う合わないなんてあって当たり前!嫌なら辞めよう!」

「みんなが次のキャリアを見据えて働けば職場環境は一気に良くなる!怠けるな!日本人!」

ということでした。

 

とはいえ、

メンタルダウンの状態になってしまったら

そんなこと考えられないくらいしんどいので、

次があるかないかではなく、まず辞めてから考えましょう。

 

大丈夫。あなたがその会社に必要とされて入ったように、

あなたには必要とされる能力があります。

今はうまく発揮できていないかもしれませんが、

必ずまた輝けます。

 

それではまた。