とある人事の徒然草

東京のとある採用担当のブログ。色んな目線で働くことについて考えます。駅伝、漫画、映画など趣味の話も。

人材紹介の話をしましょう

こんにちは。

西尾です。

 

 

皆さんは「人材紹介」をご存知でしょうか?

 

 

人材業界と採用回り以外では今も知っている人は少ないですよね。

 

 

 

ちなみに僕は初めて聞いたとき

「人身売買ビジネスか~~~先進国の闇だなぁ~~~」

って思ってました。

 

 

 

 

さて、そもそも何かというと

「人材会社に登録している人を契約している会社に紹介するサービス」

であり、

各企業に合う人を人材会社が見極めて紹介するので、

企業側にはマッチングの精度が高いことと、工数の削減がメリットとされ

求職者にとっても自分で膨大な企業から探さなくても合う会社に行けるのでメリットが高いとされています。

 

 

 

 

 

でも、そんな両社にメリットのあるサービスってことは、

お高いんでしょう???????

 

 

 

 

 

 

高い!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

採用する側からしたらマジで馬鹿みたいに高いです。

これは求職者にもデメリットになることもあります。

 

通常の採用コストの二倍ぐらいが相場なので、

その分求職者に求めるスキルも高くなり、

どうしても行きたい会社がある人は絶対に紹介会社で繋げてもらうのはやめましょう。

ハードルが高くなる上に、一度落ちると一年間は応募出来なくなります。

 

これ、もっとわかりやすく表現しますね。

1000円のステージで出てくるコウメ太夫は笑えても、

2万円のディナーショーで出てくるコウメ太夫は腹立ちません?

どっちが「チッキショー!!!!!!!」だよって話です。

 

 

採用担当としてもいつでもコウメ太夫を採用するというわけではないのです。

 

 

コウメ太夫でピンとこない人は、

コンビニスイーツのマンゴープリンと

有名フレンチのマンゴーパフェの期待値の違いを想像してください。

同じようなレベルだったらフレンチのレビューボロクソに書きません?

 

 

ただ一方で、特に行きたい会社も定まっていない人からしたら、

ある程度任せておけば一括でエントリーしてくれるので、

かなり良いサービスだと言えます。

新卒で就活をしている人は一度話を聞いてもらうだけでも意味はあるでしょう。

面接のときみたいに硬くならず、カッコつけず、正直な気持ちをぶつけても何のマイナスにもならないので、飾らない自分の価値観を見つめるためにも使ってみることはおススメします。

 

 

また、一定のスキルを身に着けていて、どこから評価をもらえるか知りたい人

などにとっても非常に分かりやすい指標となるので、試してみることをお勧めします。

 

尚且つ、紹介で採用された人は、会社からしたら

本当に欲しい人

なので、働く上での自信にもつながるでしょう。

 

 

ただ、採用担当にとってはなかなか苦しい金額で、その分

「この会社の経営状態っていけてる~~~???」みたいなことが気になる人も

紹介をたくさん使っている会社は人材に投資できる資金があるということなので

その指標から企業を見ることも面白いでしょう。

 

 

現在ではリファラル採用(社内紹介採用)、アルムナイ採用(出戻り採用)と

会社関係者で完結させることで、マッチングの精度を上げ、採用コストを下げる動きが流行ってきているため、紹介会社としても工夫のしどころだとは思いますが、

近年では、企業に合わせて求職者側の要望があまり通らない紹介会社もあるので、

紹介会社の価値としては、徹底的に求職者側へのメリットが大きい社会還元性の高いサービスを提供し、

そこに共感してくれる企業とメインでやり取りをするという動きがあれば、支持を集め続けることが出来るでしょう。

 

 

 

 

便利になればなるほど

何が良くて何が良くないかわからなくなります。

メリットデメリットを理解したうえで

様々なツールやサービスを使えば

あなたの就活ライフが快適になります。

 

 

 

会社に入ってから「チッキショー!!!!!!!!!!!!!!!!」

とならないように。

 

 

 

それでは。